- TOP
- PANセラピー治療後の骨格アライメントの変化
PANセラピー治療後の骨格アライメントの変化
骨格アライメントドック解析の見方
-
重ね合わせ法による角度算出
上図では最大屈曲時の頸椎アライメントをトレーシングし、最大伸展時のレントゲンと重ね角度を算出する -
最大屈曲時と最大伸展時の角度差を重ね合わせ法にて評価しています。
頸椎(cervical spine)の1番と2番の間の角度差は、「C1/2」と記載し、以後「C2/3」「C3/4」と続きます。
最大屈曲時と最大伸展時の角度差が大きいほど、それぞれの骨に動きがあることを表しています。
骨格アライメントドック改善報告①
患者様の概要
平成28年12月初診。30代女性。強い肩こりと週3回ほどの頭痛、左顎の違和感があり、便秘、生理痛、両脚のむくみ等様々な症状に悩まされていた。
PANセラピーによる治療1か月程度で肩こりの症状が消失へ向かい、同時に頭痛の頻度も減少し、平成29年5月の時点で頭痛を感じることはほぼなくなっている。同様にそのほかの症状も消失している。
平成30年1月現在、1か月~2か月に1回程度通院し、良い状態を保っている。
骨格アライメントドックの分析
治療前撮影:平成28年12月4日
治療後撮影:平成29年5月16日
PANセラピー治療回数:18回
治療前 | 18回治療後 | 改善度 | |
---|---|---|---|
C1/2 | 13 | 14 | 1.08 |
C2/3 | 14 | 15 | 1.07 |
C3/4 | 16 | 19 | 1.19 |
C4/5 | 16 | 18 | 1.13 |
C5/6 | 19 | 23 | 1.21 |
C6/7 | 13 | 22 | 1.69 |
全体的に動きに改善がみられ、特に下位頸椎の改善が大きく、治療前の状態では相対的に動きが乏しかった下位頸椎が、治療後は大きく動きに改善がみられるのがわかります。 また、治療前の頸椎は、ストレートネックというより、生理的彎曲の逆であるくの字の形になっていますが、治療後の映像では、頸椎3番と4番の位置が改善し、治療前の映像と異なるのがわかると思います。
骨格アライメントドック改善報告②
患者様の概要
平成28年11月初診。30代男性。自転車で走行中に自動車と衝突。自動車が低速であったため、事故直後から自力で動くことができたが、左股関節部と、腰部の打撲とともに疼痛が出現し、偏頭痛、全身の倦怠感を併発している。
PANセラピーによる治療2か月程で、腰痛を除く痛み、違和感の症状が消失。腰痛も違和感程度に治まり、3か月後にトレーニング開始し、半年後には5kmのマラソンに参加出来るほどに回復。
その後、痛み、違和感ともに消失し、平成29年5月30日にて治療終了。
骨格アライメントドックの分析
治療前撮影:平成28年11月24日
治療後撮影:平成29年4月21日
PANセラピー治療回数:25回
治療前 | 25回治療後 | 改善度 | |
---|---|---|---|
C1/2 | 10 | 9 | 0.90 |
C2/3 | 10 | 10 | 1.00 |
C3/4 | 14 | 11 | 0.79 |
C4/5 | 14 | 13 | 0.93 |
C5/6 | 11 | 18 | 1.64 |
C6/7 | 6 | 24 | 4.00 |
下位頸椎の改善が大きく、屈曲時と伸展時の差は、C6/7の角度は治療前と比べ4倍になっています。治療前の状態は、特に屈曲(下を向く)方向への動きが乏しく、事故により大きな力がかかり強い筋緊張を引き起こしていたものと推測されます。治療後の状態と見比べていただければ、特に屈曲方向へ頸椎の動き頸が改善していることがお分かりいただけるはずです。
治療前はストレートネックだった頸椎カーブも、下位頸椎にたわみができ、まだややストレートネックの傾向を残しながら、S字のたわみが見て取れるようになりました。